海外送金 手数料の悩みを抱える人は、ぜひ一読
永久債を買った投資家は,永久にその債券を持ち続けるか,または誰か第三者に売却しない限り元本が回収できないわけです。
いずれにしても,このような永久債はもう現れないと思いますが,発行者からお金を返してもらえない債券など余程の条件でも付いていない限り,なるべく買わないことだと思います。
もし,条件がかなり良くてどうしても購入する時は,元本回収の手立て,例えば,既発債市場での売却可能性または期限前償還の可能性があるかどうか等に十分留意して,購入する必要があると思います。
ちなみにこの後,BankofEnglandの細かなルールの変更があり,永久債の既発債マーケットは完全に壊滅し,第三者に売却することもできなくなってしまいました。
この結果,相対で投資家を見つけてこなければ,発行体からこの債券が期限前償還されない限り,投資家はこの先永久に,この債券を保有していくしか方法がなくなったわけです。
この章での今までの説明の締めくくりとして,ご参考までに発行体との関係を示した全体図をお付けしましたのでご参照ください。
まず,債券の種類ですが,大きく分けて普通社債,転換社債,ワラント債,外貨建債,その他に分類できます。
このうち,普通社債のなかにはこの章でご説明した固定利付債,変動利付債,割引債が含まれます。
外貨建債は居住者が海外のマーケットで発行する外貨建の債券ですが,この中には,普通社債,転換社債,ワラント債,その他の全てが含まれます。
その他の債券の中には,アセットバックトセキュリティーズやデリバティブを使った債券などが含まれます。
引債(ゼロクーポン價)(普通社債,転換社債,ワラント債,その他の債券)その他の債券(デリバティブ等を使った仕組債等)次に,国内の発行体別に債券の種類を簡単にご説明しますと,国債,地方債,政府機関債,金融債,事業債があります。
国債はいうまでもなく日本国が国として発行する債券で,満期償還までの長さと利付債か割引債かで6種類の債券が発行されています。
また,国債と,都道府県や市町村が発行する地方債,および,公団や公庫,特殊会社が発行する政府機関債とを併せて公共債と呼びます。
金融債は長期信用銀行,全国信用金庫連合会,農林中央金庫,商工組合中央金庫,東京銀行が発行する利付金融債や割引金融債を指します。
事業債は発行体別に,電力債,NTT債,一般事業債,その他に分けられます。
電力債,NTT債と一般事業債は,電力会社,日本電信電話株式会社と一般事業会社がそれぞれ発行しますが,その他にも日本放送協会,帝都高速度交通営団が発行する事業債があります。
一般事業債と電力債,NTT債を含めたその他の事業債との違いは,一般事業債が発行会社のその他の無担保債務と同列に扱われるのに対し,電力債,NTT債を含めたその他の事業債の場合,それぞれの会社設立法によってその他の無担保債務に優先して弁済しなければならないことが決まっています。
株式関連の債券としては,一般事業会社が発行する転換社債,新株引受権付社債(ワラント債)があります。
最後に,国債機関や外国政府等の非居住者が日本で発行する,円建外債や外貨建外債があります。
これらの債券は非居住者が日本で発行する債券で,円建外債は「サムライ債」,外貨建外債は「ショウグンボンド」等の名前で知られています。
1利回りの種類いままで本書では,利回りの話は基本的に複利でお話してきました。
第工章2節の基本編のところで時間の概念をお話したところから,IRRを使って複利の利回りをまずご説明したことになっています。
したがって,今後も特におことわりしない限り,利回りの話は複利が使われているとお考え下さい。
現在,利回りといえば,ほとんどの先進国では複利を指しますが,日本ではまだ単利も比較的よく使われています。
したがって,ここではいままであまりご説明してこなかった単利についても一通り触れておきます。
これは自分達にプレッシャーをかけることで、私がこの組織を離れても、こうした不透明な融資を二度と作らないことを確認するためでした。
その当時、警察庁で金融の不良債権に係わる特別な任務についておられましたが、本当に親身になってバックアップしていただきました。
この間、ご挨拶をしましたが、あの当時は緊張感があったと懐かしく話しました。
チームは、実際に現場に出かけ、支店長を勇気付け、全店で必死になって勇気を振り絞りました。
効果は抜群で、銀行員が真正面からぶつかると相手がびびるのです。
お蔭で、二十数年解決しなかったトラブルが解消できたりしました。
支店長が、やればできると自信をもった時期でした。
私は毎晩夢を見ました。
やはり大物案件があるわけです。
自分なりに情報を集めたり、血気に逸るチームのメンバーに、まだまだといいながら、攻め時を指示しました。
緊張しました。
もし危害が加えられたら、大変だからです。
お蔭で三年かかりましたが、すっかり椅麓になりました。
あのころのメンバーに会うと、いまでも懐かしいし、あのころが一番充実感があったとみんないいます。
みんなが使命感に燃え、具体的に命を賭けるという気構えでした。
メンバーの一人は、「私は死んだっていい。
いい銀行にしましょう」と言ってくださいました。
この気持ちで、支店長など現場の行員、銀行員のチーム、警察OB、弁護士、警視庁の刑事さん、警察庁の竹花さん他のスタッフの方々、あのときほど銀行を綺麗にしよう、悪い奴を許さないと一致協力した期間はないのではないでしょうか。
ある意味では奇跡のような気さえします。
総会屋事件は不幸でしたが、ああした情熱的な時間があったことは、素晴らしいことでした。
本当の事を言えば、私もチームのメンバーも敵が怖かったし、自分や家族に危害が及ぶかもしれないと、気が休まることはなかったのですから。
私が「隠密同心」と書いたことがあったですね。
本当に隠密同心だったわけです。
チームメンバーは一年交替にしまして、当初の十二人から、三年間でそれなりの人数になり、この人達が再び現場に戻り、支店長をやったりするわけです。
現場は強くなりましたね。
私の方は、今でも当時の刑事さんなどとよく付き合いますよ。
本当に素晴らしい「隠密同心」でした。
九九年八月に三行合併が発表され、統合準備が始まるなかで江上さんに二〇〇〇年一月、高田馬場支店長が発令される。
外部から見ていて、当然、経営中枢に行くと思っていたのが営業店に出されてしまったようにも思えました。
そろそろ支店長になる時期だったことも確かです。
自分でもいまのような本部にいるよりは、支店長で出た方がいいなとも思いました。
ただ、ある役員に挨拶に行ったら、「君は本部では活躍したけど、営業店でどれだけ活躍できるか、見物だからね」と言われましたね。
「ああ、そうですね。まあ頑張ってきますよ」と返したけど、内心は「あなたに言われる筋あいはない」という気持ちでした。
とにかくいろいろやりすぎた面もありましたから私が支店に出て、ほっとした役員もいたと思います。
どんなに忙しくても一日のうちの必ず最低半日は、営業で部下と一緒に外を歩くことにした。
車も使わないで、とにかく歩く。
道すがら「あの会社はどんな仕事をしているんだ」とか「社長はどんな人だ」といったことを聞くわけです。
支店長の責務高田馬場へ行くことになって、一般行員や地域の人たちの見る目はどうでしたか。
雑誌に取り上げられたりしたので、支店の人たちは厳しい支店長じゃないかと思いながらも「どんな人が来るんだろう」と割と興味津々に迎え入れてくれた。
地域についても、私が総会屋案件の処理で前面に出たこともあって、警察庁の上層部から高田馬場を管轄する戸塚署の署長さんに警戒要請を入れてくれたようです。
署長さんも街の人たちに今度の支店長はこういう人だからと宣伝してくれるような格好で、そうした意味では幸運な赴任だったと思います。
ちなみに後のことになりますが、警察は私が退職した後も、自宅を警戒対象にしてくれています。
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